第1章 共有する力

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次の日、秋は学校から帰ると自室に放置していたキャリーバッグを開く。中にはスタンガンを埋め込まれた警棒。野球ボールに偽装したフラッシュグレネード。等々大量の護身グッズ(手作り)が入っていた。その中からボール型フラッシュグレネードとスタンガン入り警棒を掴み愛用の上着に仕舞う。 秋「さてと。後は9時になるのを待つだけ。」 大方時間も割り出せたのでいつもよりは楽に人を救えるかもしれない。そう思うと少しだけ心は軽やかになった。 時計の針は8時30分を切った。秋はこっそりと家を抜け出すのだった。
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