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雅「今日も来たか。何故、私を狙う?」
ドレスの少女「・・・。」
雅「やはり、黙りか。ならば、力づくで聞かせて貰う!」
雅はポニーテールを風に游がせながら走る。陸上選手顔負けの速さだ。そして、自らの射程に入ると木刀を真横一文字に振るう。ドレスの少女は至って冷静に立っていた。木刀が少女に当たる瞬間、周りに浮いていた剣が突如目の前に現れ、木刀の一撃を止める。それだけでなく他の数十本の剣が雅に襲い掛かった。
雅「なっ?!」
意表を突かれ反応が遅れた。秋はその様子を見て走りだそうとしたがそれは強制的に止められる。何故なら、雅の周りにも8本の剣が浮いていたのだから。
全てと行かないがある程度剣を弾き主の逃げ道を作った剣は自然と消滅した。
雅「ふっ。そうか、私にも奇怪な力はあったのだったな。さて、続けようか。」
再び刃がぶつかる。不思議な事に雅の持つ木刀は鉄の剣とぶつかり合っても壊れていない。秋は感心しながら戦いを見守ることしか出来なかった。
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