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雅「ちっ！」
ドレスの少女と互角の戦いをしていた雅だが徐々に疲労が見え始めた。腕の筋肉がみしみしと音をたてている。
雅「てゃあ！」
真横に振るって来た剣を絡めとるような剣捌きで弾き飛ばす。その勢いのまま、肩をぶつけ体を捻り突きを放つ。恐ろしい勢いを乗せた木刀は少女の剣の盾を貫き腹部を突く。
ドレスの少女「？！」
少女は痛みからか１歩分仰け反る。それを好機とばかりに雅のラッシュが少女を襲う。だが雅は濃い霧と必死の攻撃のせいで見えていなかった。少女の剣が２本無くなっているのが。
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