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僕の母は、殺人を犯した。
夫の愛人を3人殺した。
夫の浮気癖に耐えかね、夫も殺した。
日本で初めての人権死刑執行者だ。
人権死刑を受けた者はすべての人権が失われる。
母はそのせいで職に就けず、生活保護も受けれず、口座もすべて閉ざされた。
僕は浦見康太。人権死刑囚の子供だ。
祖父、祖母の援助で中学校に行っている。
中学では担任の優しさによりクラスメイトには僕の母が人権死刑囚とはバレてない。
僕は担任の先生と一緒に人権死刑廃止を訴えている。
というのも、担任の先生は僕の母と同級生、かつ初恋の相手なのだ。
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