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人権がない母は、社会では居ないものとみなされている。
例え殺されても、何も言えないのだ。
居ないものを殺したって犯罪ではないのだから。
僕の母は、最近妙なことを呟いている。
「私がまた人を殺したらどうなるのかな」
バカを言ってもらっちゃ困る。
母の話をしていてもつまらないだろう、何より暗くなる。
少し僕のことも知ってもらおう。
さっきも言ったが、僕は浦見康太。中学2年生だ。
彼女だっている!2か月しかたってないけど。
裕美って言うんだけどすっごい可愛い。
僕は今幸せなのだろう。きっと。まだ。
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