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(コント・ヒロインオーディション)
◎魔法少女ぷるぷるぷりん ヒロイン役 オーディション会場◎
丸「次の方____」
マサル、上手から登場。ヒョウ柄のTシャツに、頭はパンチパーマ、アホっぽいメーク。
肩にオカメインコが乗っている。(アドリブ)インコと話ながら席に座る。
丸「うわぁ、明らかに変なのキターッ!(独り言)」
気を取り直して、手元の紙を覗き込む。
丸「ええと、坂田マサル子さんですね?今回、ヒロインオーディションに応募した動機を教えて下さい」
マ「ドウキ?……いくら待っても白馬の王子様が現れないんで、こっちから迎えに行ってやろうかと」
丸「はぁ……」
丸目(まるめ)、マサルの顔を大げさに何度も覗き込む。
丸「あの……坂田さん、失礼ですが、おいくつですか?履歴書の写真とだいぶギャップが……」
マ「18歳です!(即答)」
丸「いや、あの、見た目もっと大人っぽいってゆうか……応募規定、読んでないですか?年齢制限が18~23歳位までって……」
マ「18歳です(自慢気に)」
丸「(間髪入れずに)オバハンやないか!!」
「ショック~」とインコに語り掛け、「え~ん」とかわいいポーズで泣く振り。チラリと丸目を見る。
丸「ったく、履歴書の写真がセピアだったから、おかしいと思ってん。とんだホラ吹きやないか。もう、帰って!イタズラせんといて下さい」
シッシッと片手で追い払う。マサル、微動だにしない。しつこく続ける。
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