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ハルト「わかりましたよ、行けば良いんでしょ!
探しに行きますけど勿論武器やらお金やらはそちらで用意してくれますよね?」
王「生憎、そんなものは用意しとらん、自費でなんとかしてくれると助かる」
ハルト「いや、それ自分の娘をこれから助けにいく人に吐ける台詞じゃないですよね…ドラクエの王様ですら棍棒くらいはくれるぞ」
王「……大臣、宝物庫に何かあったか?」
大臣「確か伝説の鍛冶屋が作ったと言われるアディラス最強の剣、『エクスカリバー』があったはずですが…」
王「でもあれ一つしかないだろ?
なくされても困るしな…」
大臣「そうですな……」
ハルト「……」
王「……」
王「……やっぱり貸すのは無理だな」
ハルト「無理だな……じゃねえよ!!
あんた自分の娘がさらわれたんだろ!?
それくらいポンッと貸してくれよ!むしろよこせ!」
大臣「しかし王様…さすがにこんなコンビニにたむろってるDQNのような姿で姫様を救出しに行かせるのはあまりに酷では?
途中で死なれたりしても色々と困りますし…」
王「……うーむ、それもそうだな」
ハルト「え?じゃあ武器をくれr」
王「いやそれは無理、絶対無理、断固として無理」
ハルト「……あくまで無理と言い張るか、この老害は……」
王「……よし、ならばこの城の優秀な術士を付き添わせよう。それなら問題はあるまい」
大臣「おお!あの者がついていれば心配はなさそうですな!」
ハルト「…優秀な術士?」
王「ではさっそくあやつを呼んでまいれ!」
兵士A「はっ!」
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