玉梓

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飾った花を眺めては 夢のひととき思いを馳せる 静まりかえった夜の刻が 新なラインを超えたとき ブルルと知らせる電子文 労る優しい一言に 心の琴線ビビビと触れて 膨らむ蕾が割れていき ゆっくり顔出す恋花(こいばな)が やがて心を占拠する 闇夜の中に咲く花は 靄の掛かった心のうちを 輝く星が煌めくように 凛と一つの花咲かす 白いレースの内に咲く 可愛い白の妖精は 夜の間にこっそり咲いて 明日の朝にはしぼんでしまう 秘密にしたい星(スター)の恋 †240614
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