第1章

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「知らない人についていってはいけませんって、聞かなかった?」 オスの本性をむき出しにした俺は、一気に彼女に覆いかぶさる。 「らって、あなたは、ひんじゃうって・・・」 顔を赤くした女は、ろれつの回らない言葉を返す。 「ばーか。そんな男、いるわけねーだろ。何回死んだかわからねーよ」 揶揄するような笑いとともに、彼女の下半身に手を伸ばしていく。 「あんな嘘信じるやつがいるなんてな」 くっと、思わずもれた笑い。 ようやく状況を理解したのか、彼女の体がこわばる。 「暴れなきゃ、痛くしないから」 えっ? 彼女の腕をつかんだ左手に、異変を感じた。 何だ? 思わず腕を離して確認する。 熱い、そう思ったはずなのに。 真っ白くなってる。 感覚がない。 そして、添えた右手がそこにくっついて、離れない。 何だよ、これ? そして、女を見た・・・
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