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「知らない人についていってはいけませんって、聞かなかった?」
オスの本性をむき出しにした俺は、一気に彼女に覆いかぶさる。
「らって、あなたは、ひんじゃうって・・・」
顔を赤くした女は、ろれつの回らない言葉を返す。
「ばーか。そんな男、いるわけねーだろ。何回死んだかわからねーよ」
揶揄するような笑いとともに、彼女の下半身に手を伸ばしていく。
「あんな嘘信じるやつがいるなんてな」
くっと、思わずもれた笑い。
ようやく状況を理解したのか、彼女の体がこわばる。
「暴れなきゃ、痛くしないから」
えっ?
彼女の腕をつかんだ左手に、異変を感じた。
何だ?
思わず腕を離して確認する。
熱い、そう思ったはずなのに。
真っ白くなってる。
感覚がない。
そして、添えた右手がそこにくっついて、離れない。
何だよ、これ?
そして、女を見た・・・
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