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真っ白な部屋に真っ白な机に山のような書類の前で真っ白な服を着た女性がせかせかと作業をしていた。
「も~忙しいよ!何でこんなに仕事があるのかしら?」
「そりゃぁ、神様だからですよ。」
女性、神様の後ろでのんびりと紅茶を飲んでいる天使がいた。
「・・・言ってることは正しいんだけど、天使長の君が私を手伝わないのはおかしいんじゃないかな?」
「気にしないでください。」
「気にするよ!?何で君は私が飲むはずの紅茶を飲んでいるのかな?」
「あ、ミスですね。」
エッヘンと得意気にする天使君。
「・・・・・優秀じゃなかったらクビにしたいよまったく。」
こめかみに手を当てながら眉間にシワをよせる神様。
「後で手伝いまs「兄様ッ!」ぐえはッ!?」
天使君の背後に扉が現れ、そこから天使の女の子が飛び出てきて天使君にベアハッグを決めた。
「兄様、探しましたよ!」
「・・・・・チーン」
「あっ、紅茶が人生書類の一つに!!」
神様が慌てて書類を持ち上げたが書類は完全に紅茶でふやけてしまった。
神様
「また仕事が増えるのか……」
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