【真夏のM字開脚】

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額を汗が伝う。 白いローブの男が、ニヤリと笑ってボタンを押した 「ままごとは終わったみたいだな。 主は、二つ目の門を開けた。 あと一つ。」 ラシアが、主........? 「サクタロウ、騙されるな。 三つ目のラシアが目覚めたら、終わりだ。 お前は、旦那だろう。 お前のラシアを、呼び戻せ!!」 ラシアが、その声にボタンを押した。 銀蜘蛛が揃えた脚を俺に向けた。 イッカクを望む今のラシアには、俺は邪魔だろう。 蜘蛛の脚が、Mになる。天井に今までよりも強い光が射す。 もう一つ、二つ目のMが同じように光を放つ。 眩しい。 三つ目のMは、ゆっくりと動いた。メキメキっと内部が軋んでいる。 もう、だめだ。 頭がぼんやりする。 イッカクの声も遠くなっていく。 ラシア........ 「........ミナ、ミナ」 「........パパ?」 目を開くと、ミナが走り寄って来ていた。 危ない、もう三つ目のMが出来上がり、交差する光線が俺の上で結びつき、服が溶けかけている。 「ミナ、来るな!」 ラシアも予想外だったらしい。一瞬、表情が変わった。
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