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ここは、危険度が高く人通りがほとんどない森の中
「おぎゃぁぁあ!!!!」
今まで静かだった森の中に赤ん坊の泣き声が響き渡った
どうやら強制転移させられたらしい
「っと、この辺のはず…」
近くで依頼を受けていた灰色のローブの男は赤ん坊の泣き声をききやってきた
「見つけた、…っ!?なるほど、銀髪…魔盲で捨てられたのですね…」
抱き抱え、顔を見るとそういって優しく撫でた
「君は私が責任をもって育てます、名前を決めなきゃですね…」
しばらく悩んでいると、ハッと思い付いたらしい
「レイス…うん、レイスがいいですね、今日からあなたはレイスですよ?よろしくお願いしますね」
そう話してる間、いつのまにかその赤ん坊…いやレイスはニコニコと笑顔を浮かべていた
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