生まれたんですか?

3/6
830人が本棚に入れています
本棚に追加
/101ページ
ここは、危険度が高く人通りがほとんどない森の中 「おぎゃぁぁあ!!!!」 今まで静かだった森の中に赤ん坊の泣き声が響き渡った どうやら強制転移させられたらしい 「っと、この辺のはず…」 近くで依頼を受けていた灰色のローブの男は赤ん坊の泣き声をききやってきた 「見つけた、…っ!?なるほど、銀髪…魔盲で捨てられたのですね…」 抱き抱え、顔を見るとそういって優しく撫でた 「君は私が責任をもって育てます、名前を決めなきゃですね…」 しばらく悩んでいると、ハッと思い付いたらしい 「レイス…うん、レイスがいいですね、今日からあなたはレイスですよ?よろしくお願いしますね」 そう話してる間、いつのまにかその赤ん坊…いやレイスはニコニコと笑顔を浮かべていた
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!