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部屋奥にはやはり自力で入る事が出来なかった為、使い魔を呼ぶしかなかった。
「何でもええけど、姉さん時計見た方がええで」
ハーちゃんと呼ばれた使い魔は、時計を指差していた。時計の針は七時を少し過ぎた所だった。
「………………あ、ヤバ」
てっきり休日だと思っていた。と言うより夜通し起きていた為、日付が変わった感が無く未だ休日と勘違いをしていた。
「お仕事行くから何時ものよろしくっっっ!!」
冷蔵庫から再び、”十秒チャージドリンク”を取り出し、着替えを受け取ると瞬時に着替える。
こういった経験が多いせいか、いつの間にかものすごく速く身支度を整える事が出来るようになっていた。
ドアを蹴破る勢いで開けると、ゴミを投げ捨てそのまま家を飛び出した。
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