第1章

13/35
前へ
/35ページ
次へ
 お金は当然もっていなかったので、 故郷に戻った私はガルザニ叔父に相談することにした。 ガルザニ叔父の家、 つまり私の青春時代を過ごしたトールキアという町にある石造りの家の前にくると、 従妹のサニチェエートが気づいて、 私に駆け寄って来た。 「アッシュ兄さん。 お帰りなさい。 来るという手紙をもらって待っていました」
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加