第1章

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「ビルグさんですか?私はフィンガーマークの代理人でサムというものです。 あなたが、 国際語であるジャスール語がお出来になるということで、 私が選ばれました」  ビルグと呼ばれた私、 アッシュ・クロフォードはフィンガーマーク本人が出てこなかったのを残念に思った。 そして、 ジャスール語というのはアーリア帝国の言語で、 私がもっとも得意とする国際公用語である。 どうやら、 フィンガーマークはジャスール語ができないらしかった。 私は気を取り直して喋りだした。
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