第1章 #6

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第1章 #6

「お前たちは??コーネリアスと一緒に侵入したのか?何が目的だ?」  ジルゴスタは不思議そうな顔をした。 「私の名はアッシュ。 もっともこれから死ぬべきお前に名乗る必要などないが」 「私の命を狙いにきたのか?しかし、 何故息子も??」  二人の顔を良く見比べれば確かに似ていなくもない。 ここで私はガゼルの顔からひらめいた。 灰色の男の計略を知ったのだ。 奴は実の息子に親を殺させる気なのだ。 なんという残酷なことをおもいつくのだ。 こうしてみると私たちの見ていたジョベルジアとはいったい何者であったのか……。 ふと、 ノックの音がする。 「ジルゴスタ様。 入ってもよろしいですか?」 「今はならん。 屋敷中を2級武装員で捜索せよ」 「ハッ。 了解しました」  足音は去っていった。
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