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あの足音は何?
私が歩く度、聞こえてくる。
陽は、怖いと思いながら、足音の正体が一体誰なのか突き止めることにした。
どうすれば、いいのか、陽は、いい方法がないか一生懸命考えた。
「んー、振り返るのは駄目だし、何かないかな?」
あ、曲がり角は?
そこまで走って、相手が曲がれば、
顔も、見える!
でも、やっぱり怖い。
もし、『人』じゃなかったら?
もし、『お化け』とか、
この世の生き物じゃなかったら?
そしたら、私は、一体どうすればいいの?
でも、足音からすれば、
『人』だよね?
多分、大丈夫。
怖いと思うから、
変なことばっか考えちゃうんだよ。
うん、そうだ。
きっと、きっと
大丈夫。
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