第2章

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あの足音は何? 私が歩く度、聞こえてくる。 陽は、怖いと思いながら、足音の正体が一体誰なのか突き止めることにした。 どうすれば、いいのか、陽は、いい方法がないか一生懸命考えた。 「んー、振り返るのは駄目だし、何かないかな?」 あ、曲がり角は? そこまで走って、相手が曲がれば、 顔も、見える! でも、やっぱり怖い。 もし、『人』じゃなかったら? もし、『お化け』とか、 この世の生き物じゃなかったら? そしたら、私は、一体どうすればいいの? でも、足音からすれば、 『人』だよね? 多分、大丈夫。 怖いと思うから、 変なことばっか考えちゃうんだよ。 うん、そうだ。 きっと、きっと 大丈夫。
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