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第1章-2 #2
聞いても答えないけどね。
聞くことは意味のあることじゃないわ。
答えない
人間を前に質問するなんて無駄な徒労はよすことね。
飽きたと言ったわね。
私といるのに飽きたなんて、
よく言えたものね。
弁解は聞きたくないわ。
も
し、
私を手に入れたいと望むのならば、
あなたは私と髑髏を探さなければな
らない。
そして髑髏は仮面をとっている。
そして、
その顔はあなたと同じ顔。
わからないでしょうね。
でも、
それがこの世界での事実なの。
世界と世界を
結ぶ法則は時に残酷な事実を与えるものよ。
さあ、
電車が来たわ。
行きまし
ょう」弥生の言葉通り、
今度は列車ではなく、
綺麗に整備されたピカピカの
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