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会社は新宿駅から東に200?300mのところにある。
商社といえば聞
こえはいいが、
新太はまさしく雑用係りAとして会社に勤めていた。
Bは
太った門脇という男。
Cは新入社員の綾瀬である。
一番の古株である新太を
人々は軽蔑をこめて雑用課長と呼ぶようになった。
最初、
新太は雑用社長と
影口を叩いていたものが数名いた程度だったのだ。
しかし、
それを聞きつけ
た会社の社長が社員全員の集まる朝礼で、
社長というのはけしからん、
と怒
鳴ったものだから、
次の日、
いやその日の朝から新太は雑用課長という有り
難くない名前を頂戴することになった。
会社の雑用は忙しかった。
残業も日
に4時間を超える時もあったし、
この会社には有給休暇というものはまった
く存在を根本から無視されていた。
そして、
残業の分だけお金は出るものの、
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