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ないらしい。
なるほど。
新太は一人納得した。
だから、
髑髏は会社に入れた
のだと。
髑髏は非常用階段のドアをすり抜けて、
その先に消えてしまった。
弥生はガードマンたちに目もくれずにドアの方に向かう。
新太も続こうとす
る。
だが、
ガードマンたちがそれを許さない。
彼らは皆仲間を痛めつけられ
たことにより興奮していた。
弥生が一人違う紺色の制服を着ているガードマ
ンに近づいた。
実際にはドアを目指して歩いていただけだったが、
ガードマ
ンは弥生がむかってきたように見えただろう。
ガードマンは今度、
全力で棒
のようなものを弥生に振り下ろした。
容赦など微塵もない。
まるで、
彼らが
幾日も当たり前のように人を打ってきた種族であるようにためらいもない。
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