第1章

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これは少年と時の物語である。 噺家の家に生まれ、物心付いた時には既に高座に上がり、落語をやりお客を湧かせていた落語小僧。 察仁亭三水くんの物語である。 この年に彼は丁度、中学を卒業し高校へ進学した。 それも言わずと知れた関西の難関にして名門校で、各業界のトップを数多く輩出している某学園である。 ここで、 言わなければ解らない方々の為に敢えて記すがその名も 『南関荷仕手銘紋光出覚行改野突風小和大句排出仕手入学園 (ナンカンニシテ メイモンコウデ カクギョウカイノ トップオカズオオク ハイシュツシテイルガクエン)』であった。
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