第1章

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その時ー カランカラン… 鈴の音と共に扉が開く。 「いらっしゃいませ~」 スタッフが口々に挨拶する。 うわぁ… 思わず酔いが醒めた。 サングラスをかけているのに、そのスタイルの良さ、オーラは一際目立っていたから。 スタッフやお店のお客は一瞬その人に釘付けになった。 その女の人はあたしと席を一つ空けて、カウンターに座る。 「お初…ですか?」 マスターが遠慮がちに聞く。 「えぇ、このお店に来るのはね」 「ご来店ありがとうございます」
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