1人が本棚に入れています
本棚に追加
その時ー
カランカラン…
鈴の音と共に扉が開く。
「いらっしゃいませ~」
スタッフが口々に挨拶する。
うわぁ…
思わず酔いが醒めた。
サングラスをかけているのに、そのスタイルの良さ、オーラは一際目立っていたから。
スタッフやお店のお客は一瞬その人に釘付けになった。
その女の人はあたしと席を一つ空けて、カウンターに座る。
「お初…ですか?」
マスターが遠慮がちに聞く。
「えぇ、このお店に来るのはね」
「ご来店ありがとうございます」
最初のコメントを投稿しよう!