事実は小説よりも奇なり

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トイザまスの開店待ちをしているのは 私達だけではない。 トイザまスは、主に子供向け (ベビーザまスも併設している) である故、親子連れもちらほらいる。 「む。トオル?昨日の作戦の話は 河口くんにはしたか?」 トオル「ハンドサインの事だろ? ちゃんと話はしといた」 河口「聞いたよ。真坂の事も含めてな。 でも、俺の見た限りでは他の店にも ちらほらいるな。イカサマしてる奴」 念の為に確認しておくと ばっちりのようである。 河口「そういうグループの発想は 無かったな。完全に個人でやってた。 レイジの発案か?」 「あぁ、そうだよ。「陣狼」に ヒントを得たモノだがね」 河口「上手いこと考えたな~」 過去に私はMagiに手を出していたが 当然、河口くんに敵うはずもなく かなり強者なイメージがあっただけに 強者から、褒められるのは なんとも馴れないモノである。 傍目には照れていたかもしれん。
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