第2幕

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魔「おいお前の魔導書を貸してくれ」 ア「はい?何よ唐突に」 ア「貸したら帰って来ないもの、貸してあげるわけないじゃない」 魔「いやいや、いつも後でちゃんと返すって言ってるだろ」 ア「死んだら、でしょ?」 魔「当然だぜ!」 ア「......。」 ア「はぁ。」 魔「なんだよ」 ア「...当たり前のように言わないでちょうだい」 魔「私にとっては当たり前なんだが」 ア「そもそも本物の魔法使いになります~ってなったら100年じゃ利かないじゃない」 魔「う~ん、確かに」 魔「だがそれはないから安心しろ」 そう、彼女は不老長寿になることを嫌う 魔「あいつが先に逝ったら寂しいからな」 あいつとはきっと霊夢のこと ア「それならあの人も妖怪にさせればいいんじゃないの」 魔「それは無理だな」 ア「どうして」 魔「あいつは妖怪には好かれるが妖怪は嫌いだ、たぶん」 ア「ふ~ん」
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