第2幕

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そう、あれはとある昼下がり。 日向ぼっこしていた私の目の前を一匹の忙しないウサギが通って行ったわ。 「待ってウサギさん!」 私はその時なぜか追いかけていてね。勿論止まってはくれなかったけれど。 「忙がなきゃったら忙がなきゃ」 「...!西松屋!?」 「忙がなきゃったら忙がなきゃ」 「そうなのね!西松屋へ行くのね!」 もしかしたら育児に興味があったのかもしれない。今ならそう思うわ。 「忙がなきゃったら忙がなきゃ、わーっ!」 「え?な...わぁー!」 どうやら奈落に落ちたらしくて、意識は一度そこで途切れたわ。そして...。 「うー...うー...う...はっ!」 目が覚めたら真っ暗闇。 「ここはどこ!?どこなのよー!」
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