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「そんな事ないよ・・・。
だって、バイトが終わってから家に来てくれる事もあるし、あれだけバイトが忙しかったら浮気する暇なんてないでしょう?」
まだ始まったばかり。
だから彼の事を信じていたかった。
関係は“お試し”。
でも、真剣な表情で“結婚”という言葉を口にした彼が嘘を吐いているようにも思えなくて・・・。
トロが私に“来年の6月”と明確な時期を提示した理由。
それもちゃんと知っているから。
疑いたくない。
もし疑ってしまえば、きっと全てが壊れてしまうような気がして・・・。
「楠田さん、あのね・・・。」
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