Former Sweetheart

11/13
前へ
/97ページ
次へ
「そんな事ないよ・・・。 だって、バイトが終わってから家に来てくれる事もあるし、あれだけバイトが忙しかったら浮気する暇なんてないでしょう?」 まだ始まったばかり。 だから彼の事を信じていたかった。 関係は“お試し”。 でも、真剣な表情で“結婚”という言葉を口にした彼が嘘を吐いているようにも思えなくて・・・。 トロが私に“来年の6月”と明確な時期を提示した理由。 それもちゃんと知っているから。 疑いたくない。 もし疑ってしまえば、きっと全てが壊れてしまうような気がして・・・。 「楠田さん、あのね・・・。」
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加