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どうしても香苗と直接会って話がしたい。
だけどいつものダーツショップでなかなか彼女と会う事ができず、私は止むを得ず楠田さんに仲介を依頼した。
香苗の連絡先を知る楠田さんに頼んで、仕事後の彼女を呼び出してもらう。
そして私は香苗の職場の近くにあるダーツバーに赴き、一緒にダーツをするという名目で彼女と会う事になったのだ。
「・・・で、祐愛は私に何を聞きたいの?」
ビールを片手にダーツを投げながら、香苗は苦笑し私の問い掛けに応じてくれる。
本当の所、トロと香苗は本当に別れているのか。
そして、その回答次第では香苗の事を信じたいと思った。
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