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私の目の前にテレポートさせたジュリア。
一瞬判らなかったようだが、目の前に王達がいるのを見て、慌てて頭を下げる。
「こ、これは・・・・・・失礼致しました。
お目汚し申し訳御座いません。
久方ぶりにご挨拶致します。ジュリア・カリスタスにございます」
そう言って優雅に頭を下げるジュリア。
驚いた表情の王達。
「な!ジュリア殿!その姿は!」
にっこりとジュリアは、微笑んで言う。
「はい。治療を受けました」
すると、大きな声が上がった。
「馬鹿な!手足を失ってた筈だ!もう、二度と動けなかったのでは無いのか!」
「しかも、傷が悪化して動けなくなっていると聞いていたぞ!」
「もう、復帰は不可能だと!」
その言葉に、王も頷きジュリアを見る。
ジュリアは、頷いて私の方を見た。
「彼女の治療は、魔力が全く使わないのです。そして、彼女自身も魔力を持ちません。ですが、そのせいか、私達の全く知らない治療法を行うのです。
魔法を使うのではない治療のおかげで、魔法では不可能な手足の再生が行われた為に、暫し、昔の感を取り戻すのに時間を必要としますが、程なく私は昔のように任務に着く事が出来るでしょう。
今迄、ご迷惑やご心配をお掛けしました。今後は、昔のように・・・・・・いえ、彼女の登録をしていただけるのでしたら、今迄以上の任務の消化が期待できると思います。
そればかりか、青龍様を使い魔とできる実力の持ち主なのです。
今迄以上の任務の遂行が可能と思われますよ」
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