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マスターの言葉に、頷くと言った。
「では、彼女を登録することに、反対の者は挙手」
王の言葉に、沈黙が訪れた。
驚いた事に、誰も挙手をしなかった。
王は、嬉しそうに頷くと言った。
「ふむ。なるほど。で、ランクなのだが、意見はあるか?」
王の言葉にざわめく大臣達。
暫し、王は黙って待った。
少しして、一人が挙手をする。
「発言を許す」
指名された大臣は、頭を下げて立ち上がると言った。
「申し上げます。
彼女のように、魔力が無くつよいのは、過去にも例が御座いません。
しかも、彼女は我等国民が我が国の守護聖獣と崇める、青龍様を使い魔になさってます。
これは、慎重に検討する必要が有ると思われます」
大臣の言葉に周囲の皆が頷き同意見であると、感じられた。
王も頷き言う。
「それは、我も同意見で有る。
過去に例が無いと言う事は、過去に囚われる必要が無いとも言えるのではないか?
いっその事、新しいランクを作ると言うのは如何なものか?」
王の言葉に、全員が顔を輝かせて、王を見る。
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