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「魔盲を登録と言う時点で、既に大きな特例と言えると思います。
周囲の大きな反感や嫌悪や、特殊な感情を考えまするに、彼女の言うように、下位より始めて上位を目指して貰うが良策かと思われます。
唯、マスターを倒せるほどの実力を有しておりますことを考えますと、緊急事態の憂慮を考慮に入れたいと思います」
その言葉に、楽しそうに王は言った。
「ほほう・・・・で?」
促されて、大臣は頷いて言った。
「はい。彼女には新たにランクを創り与えます。
唯、これは表の職業としてではなく、裏の職業として」
真剣な表情で大臣は言う。
「これは、未だ彼女の実力は未知数ながら、守護聖獣様である青龍様がおそばに居ると言う事で、人格に問題が有るとは思えません。
そして、更に、彼女の治療能力は、非常に高い物が有ると思えます」
そう言って、ジュリアを見る大臣。
ジュリアも、真剣な表情で大臣を見て頷く。
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