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皆がえ?っと言った表情をする。
その中で、ジュリアとマスターだけは、ギルドでの話しを思い出したのだろう。
黙っている。
私は、再び説明した。
魔盲の意味を。
青ざめ、顔を強張らせる王達。
「ば・・・・・馬鹿な・・・・魔盲に・・・・意味が・・・・・」
「で、では、全ての魔盲が、意味を秘めて生まれると言われるのか!」
「そんな・・・・・・」
驚愕の表情で呆然とする、大臣達。
ふむ・・・・・意外だね。
否定する者も居ると思ったのだけど。
全員が理解してる。
暫く沈黙した後、大臣の一人が言った。
「その封印というのは・・・・簡単に解けるのか?」
私は、ふう・・・・・・・っと息を吐いて言った。
「封印は簡単な物と複雑な物とがありますよ。
簡単な物は、多分・・・・・やり方さえ理解すれば誰でも出来るとは、思いますが・・・・・・・・・。
やり方を間違えれば、封印をしてしまっていた者は・・・・・死にます。
何故なら、魔力を完全に封印されて一切流せなくなり、生きる事と言う行為が出来なくなるからですよ。
この世界の生き物は、全て魔力が無ければ生きて行けませんからね」
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