はじまり

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「あれ?」 私は目を覚まして周囲を見回して驚いた。 そこは、真っ白で何も無い場所だった。 「ん?」 周囲を見回して気がついた。 私の目の前に床に這いつくばるようにする変態が居た。 私がそう思った途端に、変態が言った。 「いや、変態じゃないよ?何で変態なの?」 顔を上げた変態は、滅茶苦茶イケメンだった。 ちょっとムカつく。 「いや、変態じゃないって言ったよね?変態って確定してるの?何故に?」 だって、背中に翼を着けたコスプレって無いよねー。 「いや。これは、コスプレじゃないからね?自前だよ?僕は神様なの!だから翼が有るの!」 うわあ。自分で神様とか言っちゃうの?無いよねー。 「ほんとに、神様なんだってー!それより、君の心の声に反応してる事には不思議に思わない訳?」 んー。別にー。不思議なのかな? 「はあ・・・・・・・・・・・。もう良いや。ねえ。詳しく説明させて貰えるかな」 んーそうだね・・・・進まなそうだし・・・・・良いよ。 「ちょっと複雑だけど・・・・ありがと。 で、長くなると思うから、そこに座って話しをしようか」 変態がそう言うと、そこに何も無かった筈なのに、ソファとテーブルが現れる。 へえ・・・・・。 「いや、いい加減、さりげなく変態って言うの止めてくれる?へこむんだけど・・・・・」
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