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遥に話してから数日が経った
正直、遥に引かれたり避けられたりしないかと、内心ヒヤヒヤしていたが
「恋ー!おっはよー!」
家を出ると、遥が家の前で待機しており、挨拶しながら抱きついてくる
「どわっ!抱きついてくるなっての」
「いいじゃん、恋も女の子なんだしー」
「いや、確かに女子はそういうスキンシップもあるかもしれないけど、今は男だからな」
「じゃあ、女の子になってよー、レナちゃん」
俺から離れて、そう言う遥
「ならねぇよ。つか、レナって呼ぶなよ」
ご覧のとおり、相変わらず……というか、前よりも遥のスキンシップが増した。
竜也とか、他に誰か居るときはいつも通りなのだが、2人だけの時は、だいたいこんな感じだ
もはや、女友達感覚だ。
「あ、ところでレナちゃん」
「ん?……じゃない、レナって呼ぶなってば」
俺は、遥にデコピンする
「あぅ……むぅ、いいじゃん、かわいいんだし~」
額を片手で抑えながら、拗ねたようにそう言う遥
「別に嬉しくねえっての、俺は男だぞ……んで、なんだよ」
俺は、ため息をついて、遥に尋ねる
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