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「レン、休憩中……何してたんだ?」
竜也が、不意に聞いてくる。心なしか、少し動揺の色が見える
「部屋で寝てただけだけど?」
「そうか(性的な意味で)寝てたのか………まぁ、あまり無理はするなよ。なにかあってからじゃ遅いからな」
竜也……そうか、俺が体調悪いの分かってるから、無理して頑張ってないか心配してるのか
「大丈夫だ。少し休んだら結構元気になったし。胆試しも問題なくやれるぜ」
「って、胆試しも(彼女と)ヤるのか?」
「?…ああ、体調もよくなったし、胆試しとかスリルあって楽しいし」
「(野外でってことか…なんてハードな)……結構ヤってんのか」
「いや、(胆試しは)そんなにやったことないけど」
「(マジか、そんなにヤってないのにもう野外かよ)……流石に危なくないか?」
「いや、懐中電灯あるし、一本道だしそんなに危なくはないと思うけど」
分かれ道もないし、迷ったりする心配ないし。懐中電灯あるから視界も確保出来るし
「いや、懐中電灯とか不味いだろ。(見つかる可能性大幅アップじゃねえか!)」
「え?……ああ、雰囲気が壊れるから不味いってことか。けど、懐中電灯ないと皆見えないだろ?」
真っ暗闇のな歩くのは流石に転ぶしな
「(皆見えないって……見せる気満々!そのラインを越えるのは不味いぞ!雰囲気どころか、この先学校生活が壊れるぞ)……やっぱ、不味くないか?」
「いや、本当に大丈夫だから。心配しなくても平気だよ」
「そうか……わかった、そこまで言うなら止めはしまい。その代わり、何かあっても責任は自分で取れよ。」
「?……ああ、わかったよ。」
まったく、たかが胆試し大袈裟だな。竜也は
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