サバイバル

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◇◆◇◆ 「それじゃあ、胆試し始めるので。とりあえず、班の中で2人組なってください」 夕食後、外に集まり、近くのほこらのある場所まで胆試しをする。ほこらにいる立花先生にスタンプを押してもらって帰ってくる。道中、生徒から選ばれた人が脅かし役として隠れている。 「まぁ、レン遥、俺と鶴見だな。(まぁ少なくとも、遥が相手だと野外でやることはないだろ。班内に彼女がいなくてよかったぜ)」 「妥当ね。」 「だね」 「皆さん決まりましたか?それでは順番に進んでください。前のグループが出て3分後に次の組がスタートですよ」 「俺らいつ?」 俺は竜也にそう尋ねる 「最後だな」 「あー、運悪いなぁ。待ち時間長っ。」 「そうでもねーよ。こういうのって割りとすぐだぜ。」 と、そう言う竜也 「そうそう、おしゃべりしてたらいつの間にか順番来てたりするよね。」 遥も笑いながらそう言う 「お喋りに夢中になって楽しくなっちゃって、テンションあがって胆試しが全然怖くなくなってたりとかね」 「あるあるだね」 鶴見の言葉に、同意する遥 「二人組の時点で怖さ半減だけどな」 竜也が鼻で笑いながらそう言う 「まぁ、胆試しよりも……告白とかメインで考えてる人もいるだろうね。実際この胆試し中に告白して出来たカップルとかいるみたいだし」 と、そう言う鶴見 「あー、二人組で人気の少ない場所って絶好のシチュかもな」 なるほどな…と納得する。
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