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そうこう話し、だれが誰に告るのかという話題で盛り上がっていた時、ようやく竜也と鶴見の順番になる
「次は俺らだな」
「もう皆部屋に戻っちゃったしね」
「そうだな」
「最後どうぞー」
少しの間待っていると、順番が回ってくる
「行こうか」
「そうだねー」
遥と一緒に、胆試しのコースを歩く
「……」
「………」
「なぁ、脅かし役がいるっていってたよな」
「そうだね……」
「なにも起きないよな…」
「あ、そういえば……告白しそうなペアが来たときは脅かさないってのが暗黙のルールだったような」
「なるほど……つまりそういうことか」
「そういうことでしょうねー」
「でもさー、それだとファンクラブの奴が襲って……」
「七瀬恋!覚悟!」
「バリバリバリバリー……っと」
ファンクラブの人間が襲ってきたので、すかさず幼力を解放して電撃を浴びせる
「……人前でいいの?」
「一瞬だし、何が起こったかわからないだろ」
「それもそっか」
電撃を浴びせた生徒を放置してそのまま進む
その後は特になにもなく、行くことが出来た
「おう、お前らで最後か」
ほこらにつくと、立花先生がビール片手に待っていた
「……おい、ビール飲んでんなよ」
「堅いこと言うな。暇してんだ。しかたねぇだろ。それよりもほれ、スタンプ」
そういって、立花先生は俺と遥の額にスタンプを押す
「……なんでデコなんだよ……」
「なーもん、どこでもいいじゃねーか。こまけーことはー気にすんなー…あはははははは!」
「ダメだこいつ……完全に酔ってやがる」
「あはは……流石たっちー……まったくブレないね。」
呆れて戻ろうとすると、立花先生に呼び止められる
「おい、あとで話があるから私部屋にこい。あと風呂の用意もしてこい」
「……?わかりました」
なんで……風呂?
まぁいいか
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