七瀬 恋

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俺は、ミカエルを頭の上にのせる 「一応、大人しく休んでろよ」 『おおきになー恋にいちゃん』 「気にするなよ。あ、でも、今日中に封印具はつくれよ」 明日から困るからな 『おう!やったるで』 頭の上で、ガッツポーズを決めてそう言うミカエル うん、意気込むのはいいが、肘がおでこにぶつかって、結構痛いんだけど…… ヌイグルミの癖に……おでこ痛い… 「彼女さん!」 遥が、手を振りながら俺の所に走ってくる 「すごかったよ!最後の攻撃!私、ビックリしたよ!」 興奮して、ぴょんぴょんと跳ねながら、そう言う遥 いつもの子供っぽい遥だ。 ということは、妖力は封印したのか………自分で自在に妖力を解放したり、封印したり出来るのかな? だとしたら、それは便利だな 「ま、まあ……ありがとう」 俺は、素直に礼を述べておく 「それにしても驚いたよー、彼女さんが、まさか陰陽師だったなんてね」 「あ、あはは……」 陰陽師では、ないんだけどな… 内心でそう思いながら、ぎこちない笑みをうかべる 「そういえば、名前なんていうの?教えてよっ!私は遥」 「ん?…えっと、七瀬れ…」 そこまで言って、ハッと気付く
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