七瀬 恋

45/54
前へ
/169ページ
次へ
あぶねえ!危うく本名名乗る所だった! ここでバレたら、折角、女の子っぽく演技してたのに、全部無駄になっちゃうじゃんか えーっと、ここは偽名を… 「七瀬…レナ…」 本名1文字だけ変えただけじゃねえか! 相変わらず、俺のアドリブの無さには、涙がでそうになるぜ 「レナちゃんかー、恋と似た名前だねっ!苗字も同じだし。これも運命だね」 「あはは…そ、そうだね」 俺は、内心、バレはしないかとヒヤヒヤするが、その心配はなさそうだ 遥がバカで良かったぁ 「それにしても、すごかったなー…レナちゃんって、何級の陰陽師なの?やっぱ、あれだけの力あるんだし、上級陰陽師とか?」 「何級……?」 何級って……遥は何の話をしてるんだ? 「なあ…じゃない、ねえ遥さん」 「ん?」 「その、何級とか、陰陽師とかっていうのは、一体なんなんだ…なんなの?」 俺は、考えてもわからないので、直接遥に聞く 「……え?」 遥は、俺の質問を聞いた瞬間に、固まる
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

172人が本棚に入れています
本棚に追加