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あぶねえ!危うく本名名乗る所だった!
ここでバレたら、折角、女の子っぽく演技してたのに、全部無駄になっちゃうじゃんか
えーっと、ここは偽名を…
「七瀬…レナ…」
本名1文字だけ変えただけじゃねえか!
相変わらず、俺のアドリブの無さには、涙がでそうになるぜ
「レナちゃんかー、恋と似た名前だねっ!苗字も同じだし。これも運命だね」
「あはは…そ、そうだね」
俺は、内心、バレはしないかとヒヤヒヤするが、その心配はなさそうだ
遥がバカで良かったぁ
「それにしても、すごかったなー…レナちゃんって、何級の陰陽師なの?やっぱ、あれだけの力あるんだし、上級陰陽師とか?」
「何級……?」
何級って……遥は何の話をしてるんだ?
「なあ…じゃない、ねえ遥さん」
「ん?」
「その、何級とか、陰陽師とかっていうのは、一体なんなんだ…なんなの?」
俺は、考えてもわからないので、直接遥に聞く
「……え?」
遥は、俺の質問を聞いた瞬間に、固まる
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