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「陰陽師の階級制度を知らない……?……え?でも……」
すると、遥は、顎に手を添えて、考える仕草をしながら、ボソボソと何かを呟く
「……?」
「ねえ、レナちゃん」
「はい?」
「もしかして、陰陽師支部の人じゃないの?」
「うん」
そもそも陰陽師自体知らないよ
「ということは、フリーで陰陽師をやってるの?」
「そうなのかな?」
そんなの知るわけないし……そもそも、俺は陰陽師ですらないんだけど
遥からしたら、俺は陰陽師っていうカテゴリーに入るのか?
「うん、支部に所属してない陰陽師は、フリーの陰陽師だからね」
「ふーん…そっか……それで、その支部っていうのは?」
「ふえ?」
「支部というのは、一体、なんなんだ?」
「え?支部をしらないの?」
知る訳ないだろ……こちとら、最近まで一般ピーポーだったんだからよ
最近っつか、昨日までだけど
「……(陰陽師の常識全く知らないなんて…その割りには、あんな力持ってるなんてね……変な人)」
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