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プロローグ
俺は今絶望の淵にいる。
あれは、一週間前の事。
「よぉ~夏菜っ」
「あっ佐田君~??」
可愛らしく、手を振って走ってくる美少女 。春 夏菜。
「部活終わったの~?」
「おうっ??」
俺はとびっきりの笑顔で言う。
部活長びいて、正直、さみしかった。男なのにな。
「どしたの~?そんな嬉しそうな顔してっ。」
えっ~俺そんな顔してんのか?
「いや、実は明日、俺の誕生日なんだよね。」
「うんっ知ってるよぉ~」
あ、れ、? そんな反応薄いのかよ・・・
「あっ夏菜ちゃんと弘光だ~ 2人でなぁに話てるのぉー?俺も混ぜてっ」
はぁ~くんなバカ東出! せっかくの放課後タイムを~
「えっやだ~せっかくの弘光君との放課後タイムだもんっ」
おし、いいぞ、夏菜!
諦めろ、東出のやつ??
「まぁでもいっかぁ~」
「はぁー!?」
マジで、言ってんのか?夏菜のやつ、俺との放課後タイムをなんだと思ってんだ!?
「でっなんの話してたの~?」
夏菜っ変な事言うなよ、マジで、頼むから! 東出のやつ厄介なんだよ。
俺はいろんな意味を込めて、夏菜を睨んだ。
「なっないしょー」
ふぅー 東出に知られなくてよかった~ あいつささいなことでからかうからな。
「あっところで、東出君は数学の課題終わった~?」
「えっ俺まだ、終わってねーよ」
「そうなんだ、でもあれって明日提出だよ!大丈夫?」
「マジでっ!? 家帰ってそっこーするは、そう言うことだから、弘光、夏菜ちゃんバイバイ~」
おー夏菜すげ~よ??
「お前そういつの、うまいな」
「えっそうかな~」
ってあれっ?今俺一人言のつもりだったんだけど・・・
まぁいっかぁ~
「あっそうだ!佐田君プレゼント何がいい?」
あっ覚えててくれたんだ??
ちょと嬉しい。てか、マジで嬉しい??
「んーそうだな~」
「あっ分かった~!愛が欲しい??なんて言うんでしょー」
はぁ~!?
「いっ言わねーよ・・・ あっそうだ!俺遊園地行きたい??」
「いいよ~」
「じゃあ、明後日8時三角公園のとこでなっ!」
この時、こんな事を死ぬほど、後悔するなんて思っても見なかった。
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