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奏斗の顔を見る
「僕の顔に何か付いてるぅ?そんなに見つめられると、照れるよぉ」
本心でも無いのに
世迷言を
「奏斗様、私と、ゲームでも、致しませんか?」
「何のぉ?」
それは
「じゃ「鬼ごっこ、しようではないかー!皆の衆」
何だよー
言葉被せてきてー
止めてくれないかなー
はっきり言ってね、リアルにじゃんけん、したいの
君にその私の気持ちが分かるかい?
「ねぇ、黎、この屋敷で、鬼ごっこは、只の地獄なんだけど。分かってるかなー」
「分かってるとも。だからこそだろう?少年よ。そこの少女も共にやらないか?」
ちょっと待って
この人が蒼戒 黎
聞いたことしかないよー
ちゃんと、調べてくれば、良かったー
こんな事、考えても、後の祭りだね
「蒼戒様、話を「蒼戒様、やめてくれたまえ、俺のことは閣下か、黎と呼んでくれたまえ。それ以外は、受け付けん」
何で、こんなに、人の話遮るかなー
あー
計画狂う―
「黎、私のこと、知っていますか?」
「知ってるに決まっているではないか」
じゃあ、何故その態度なんだい?
そんな人見たことないよ
しかし、黎が放った言葉は、
「客人だろう?」
「違います。紫苑です」
「まさか、まさか、あの、紫苑か...!?」
「はい」
「あの、[初・お嬢様学校]の先生だとでも言うのかい!?いや、あれは、あくまでも、二次元の世界だろう?」
おいおい
何かちがう
少しどころの話じゃないよ
「本名を言いなさい今なら、お父さん許してあげるから」
「だれが、お父さんじゃ、こりゃー。うちに父さんなんて居るわけ無いだろー。さっきから、何言ってくれとんじゃー。普通、そんなに人の言葉被せるか!てか、黎か、閣下ってセンス良すぎだろー!逆に惚れるわー。はぁはぁ。疲れる。私は、あのかの有名な紫苑だよ!?バカにすんなやー!!!!!!!!」
はぁはぁ
じゃなーい
声にでちゃったよー
てか、チョーマシンガントークだったよね
ミスったよね
私
あぁ、来なければ、良かった
ほら、奏斗、見てみなさいよ
唖然、呆然 してるよ
顔見たくないよ
はっきり言って
もう、黎なんか、大爆笑してるし
今日、星座占い、最下位だったような気がする
しかも、「外出は避けるように☆」
とか書いてあった気がする
現実か?
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