第1章

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あの日、俺はいつものように学校の屋上寝ながらで授業をサボっていた。 その日はとても天気がよく、日差しがとても気持ちがいい。 「またサボったのか。問題児の神木君?」 突然後ろから声をかけられた。 声の主は、自分のクラスの担任の早川 守(はやかわ まもる)だった。 「いいだろ…別に。どうせ大学になんか行かないし、サボったところで何もかわりゃしない」 「それでもだ…って言ってもどうせ戻るつもりないんだろうな~」 分かってるなら聞くなっての。 「それより…」 ピピピピピピピピ!! 早川の言葉を遮り教師全員が持たされている、携帯が大音量で鳴った。 「悪い、ちょっと待ってろ」 早川はあわてたように電話に出た。
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