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それから時間は過ぎ、タイムリミット(夏休み)は訪れた。
迷い悩んでいた俺だったが、ひとつの連絡から展開は良い方向へ動きだした。
『千恵』からの連絡であった。
内容は条件あるが夏休みは俺の希望通り、『恵秀』との時間を過ごさせるとの事だった。
俺は素直に嬉しかった。
俺の『恵秀』に対しての気持ちを理解してくれた事と、なによりも『恵秀』の事を考えてくれた事に、『千恵』も最後に母親になってくれたんだと。
ただ条件もあった。
その条件とは今後の3人の関わり方にルールを作り、それを誓約書で取り交わしてさらに家庭裁判所にも提出保管してもらうとの条件だった。
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