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「どこにいきますか? 川? 海? 森はここですから」
「そうだね、川に行こうか」
二人は手をつなぐ。
松江はナイフを捨てた。
北進はそれを拾う。
「大事、これないと、松江にならない」
「どういうこと?」
「マスター知ってる。すべてのこと。端末の前で、私たちを作り出してる。で、武器は私たちの象徴。北進は、これ」
地面に腕を突っ込む。
引きずりあげたのは、チェーンソー。
それが、彼女の赤だった。
「川に行こうか、三途の」
「うん」
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