松綿北入
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ジャンキーフード 「おわり」 北進は泣かなかった。 一瞬でも泣かなかった。 でも、涙は流れた。 動かなくなってしまった松江にキスをする。 「もっと、もっと赤が見たい。北進は」 「みせようか?」 「だれ? あ、入江か。入江」 「そう。いりえ」 入江は黒のローブをまとっている。 「あなたのせかい、すきよ」 「ありがとう、ありがとう」
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