第一章 「それは突然な日」

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 俺は遅い朝食としてトーストでも食べようかと思ったが、ちょっと中途半端な時間だよな。それならブランチとシャレ込むか。俺はフレンチトーストを作り始めた。  お袋が、親父とお袋が飲み終えたコーヒーカップを持ってキッチンに入ってきた。 「あら、美味しそうね」  お袋が俺の作っているフレンチトーストを見てそう言った。 「今度、私にも作ってよ」 「ああ、今度時間があったらな」 「楽しみにしてるから」  お袋はそう言い残してリビングへ戻っていった。
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