第九章 「それはどーでもいいことだがな日」

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 まひろと姫がお好み焼きを焼いている最中、暇を持て余した優衣ちゃんがエミに話しかけた。 「ねぇねぇ、エミリーさあ」 「ん、何?」 「エミリーと京介君は幼なじみなんでしょ?」 「えぇ、そうよ。そうだって何度も言っているじゃないの」  エミは面倒くさそうに答えた。 「で、エミリーにとって京介君はナイトなんでしょ?」  優衣ちゃんが眼をキラキラと輝かせながらエミに訊ねる。エミは優衣ちゃんの勢いに押され気味に答えた。 「えぇ、そうよ。それがどうかしたの?」
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