食べ物の恨みは

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その日1日当麻の視線を感じていたがずっと無反応を決め込む。 声をかけてくればいいのに。ストーカーかよ。 まあ声をかけられても返してなんかやらないけどな! 「弥くん、なにがあったかわからないけどそろそろ会長様を許してあげてくんないかな?」 「やだ」 「副会長様とかから苦情がきてるんだよ……仕事中も重たい空気背負ってため息ばっかりだって」 「ため息つく度に幸せが逃げるって教えてあげて」 「うーん弥くんも頑固だねぇ」 折れてあげてよーって可愛い可愛い親衛隊員に言われても無理だ。俺にも意地がある。というかむしろ意地しかない。 でも可愛いから撫でといた。小動物は正義。
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