食べ物の恨みは

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その夜。キッチンに入ると昨日のことを思い出して悲しくなるがその頃にはだいぶ頭も冷えてた。 ちょっと、怒りすぎたかもしれない。 わざとじゃないのはよくわかってる。あいつの育った環境上しょうがないんだ。 俺も悪い。 というか当麻は見掛けこそイケメンでしっかりした生徒会長だが、中身は子供なんだよな。 出会ったときはもっと酷かったし。 そう考えれば少しはまともになったのかもしれない。 色々考えたが、なにより俺が当麻と話したくなっていた。結局惚れたのが悪いんだ。 もういい、会いに行こう。 そう決めて浴槽から立ち上がった。 てかお前が会いに来いよばか。
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