食べ物の恨みは

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「あ、あの会長様……?弥くん?」 「ハウス!」 「はい!」 可愛い子がとたとたお家に帰るのをみて少し癒され、テンションも落ち着く。 「とりあえず帰る。話あるなら聞くけど来る?」 「当たり前だろ」 「そうだな。ここで帰られたら別れる」 「か、帰らねぇよ!」 「わかってるよ。当麻だもんな」 この空気で帰られたら怒り狂うし泣く。 帰り道は当然というべきか無言だった。ちらちら視線は感じるが声はかけてこない。 たぶんさっき話したから話し掛けてもいいのか戸惑ってるんだろうな。へたれ。
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